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武雄市議会議員( 前議長) 牟田勝浩のつれづれなるままに・被災された方に心よりお見舞い申し上げます

リコールについて

リコールと言うのは

地方自治法で定められた直接請求制度(直接民主主義)の一つで、

法的には首長や議員、役員の「解職請求」、「議会の解散請求」と呼び、

この二つを指してリコールといいます。

リコールについて_a0074633_18485979.jpg


リコール運動をすると言うのは大変な事です。

リコールが成立し首長が解職、選挙となるまで

4~5ヶ月かかり

又予算も7000万以上かかります。

また

武雄は政争の町と言われてました。

保守系同士で首長や県議が激しく争ってきた歴史があります。

選挙の禍根は根深いものが発生します。

通常の選挙は、今更書いてもしょうがないのですが

無記名投票です。

誰が誰に投票したと言うのは判りません。

ではリコールは

集まった名簿が提出され

縦覧できます。

誰がリコールに署名したのか判ります。

これがどういうことか判るでしょう。

今回の場合、市長の辞任という事でリコールの対象の首長がいなくなるので

リコール運動は起こらない。

私も議会に初登壇して以来、少数派会派で俗に言う野党でした。

前々市長、前市長と議会で論戦し

いくつかの議案に反対もしてきました。

地団駄踏んで悔しがった事もあります。

でもリコールまでして市民に禍根を残す事までには至りません。

更に期間の関係もあります。

先に書きましたように届出から4~5ヶ月掛かるという事は

その長い期間中、対立軸が激しい運動を行って

溝が益々深くなります。

リコールと言うのは大事で軽々には考えられません。



一つの例で今回の直接原因の市民病院ですが

武雄国立療養所から市民病院へ移行する議案に

私が反対した事は何度も書きましたが

それではそれ以後の市民病院の予算や

議案をすべて反対してきたかと言うと

そうではありません。

反対はしましたが議会で議決したことです。

民主主義のルールに従ってきました。

これを日和っていると見るかどうかは

個人や組織の見解の相違です。


今回のリコール運動は純粋な医療問題だけでなく

いろいろな組織の思惑があるかもしれません。

なにしろリコール運動と言うのは大変なことですし

その運動を受け市長が辞任したということは

非常事態と思います。
by maikokoti | 2008-11-20 20:28 | 議会 政治関係
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武雄市議会前議長 現在IT推進特別委員会委員長

by maikokoti
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