武雄市議会議員( 前議長) 牟田勝浩のつれづれなるままに・被災された方に心よりお見舞い申し上げます

新武雄病院スタート

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今日から「新武雄病院」のスタートです。

先日も書きましたが

全国初の民間委譲例としてがんばって頂きたいですし、応援したいと思います。

他地元医療院と連携協力して

武雄市民の生命を守っていって欲しいと言うのは切実な願いです。


約10年前のものですが

国立武雄療養所から武雄市民病院への経過を参考までに・・・

平成9年12月

石井市長が市立病院として引き受ける事を議会で表明。

平成10年4月

第1回医師会との検討会開催(具体的協議なし)

平成10年7月14日

朝刊に国立武雄療養所の移譲の件が報道

平成10年7月21日

市議会の臨時議会において「国立武雄療養所から武雄市への移譲」が議決されました。

そして

民間委譲

発端は「夕張ショック」も大いに関連すると思います。

自治体財政は、普通会計の赤字の割合である「実質赤字比率」が一定水準だと

破綻とみなされて夕張市のように財政再建団体になるか、

起債制限を受けながら自主再建するかを選ぶ仕組みになってます。

だけど、自治体には普通会計のほか、上下水道や病院などの公営事業会計もあります、

武雄市の場合は競輪事業会計もありますね。

で、新指標が連結実質赤字比率です。

地方自治体財政健全化法は、北海道夕張市のように財政が破綻(はたん)してしまう前に、

できるだけ早期に財政悪化を把握し、改善に着手してもらう仕組みをつくるのが大きな柱。

総務省は、実質赤字の標準財政規模に対する比率である「実質赤字比率」と、

自治体収入に占める借金返済額の割合を示す「実質公債費比率」でともに、

従来は起債を許可・制限する基準としてきた値をあてはめた。

今後はこの数値を超えると、起債の許可・制限だけでなく、

全面的な財政健全化計画を策定しなければならなくなります。

また、地方財政危機の主要な原因は、

第一に、1990年代に政府主導ですすめた「経済対策」による

公共事業の地方債償還が重くのしかかっていること、

「三位一体の改革」です。

三位一体の改革では、大企業本位の財政運営と

国の財政再建を優先させて自治体財政を削減し、

地方財政を6.8兆円

(補助金改革▲4.7兆円、税源移譲3兆円、交付税改革▲5.1兆円)も縮小となり

地方自治体の交付税に依存する自治体にとっては痛みは大きいです。

これが大きな背景となります。

一般的な財政論ですが、これを無視して市民病院は語れません。

大きな要因の一つですから。

よく、医療は財政で語るべきものではないと聞きますが

そりゃ~余裕あれば良いですよ!

財布は一つでしわ寄せも考慮しなければなりませんから。

医は算術ではなく仁術と言う言葉をどこかで聞いた事がありますが

仁術だけで行ければこれに越した事は無いのですけどね・・・

このような背景で、公設病院である武雄市民病院も再考され始めました。

ただ、私に言わせると「夕張ショック」だけがきっかけではないんですよね。

私自身過去一般質問でも何度か取り上げてきてますし

たしかH17位ですか、武雄市民病院に関しての報告の中で

全適、独立行政法人、民間委譲のコンサルの意見があったと記憶してます。

まあ、それはそれとして話を続けますが

次に大きな原因のひとつがh16年から始まった医師の新医師臨床派遣制度があります。

武雄市民病院もこの制度により医師が減りました。

当時は制度だから仕方が無いという風に受け取っていたのですが

そのご大学病院の医局自体の医師の数の減少まで考えが及ばなかったのも事実です。

いろいろ背景を書きましたが

これらの理由で経営の見直しをやっていくのは当然と思ってます。

むしろ経営の見直しをやらない方がおかしい。

国立療養所から移譲を受けて武雄市民病院になる時に

私は賛成しなかったという事は何度もこのブログで書きました。

武雄市民病院スタート時の財政収支計画では

当時6年後には黒字経営になると行政では計画されてましたが

案の定全く当てにはならなかったですね。

理由は、再三にわたる医療報酬の引き下げ、

先にあげた医師の新医師臨床派遣制度の開始等が言われてますが

そりゃ~計画どうりには行かんでしょうが

何とかするのが経営です。我々民間企業でも社会情勢の変化や

制度の変化、(私のところの話しで言えば酒税の変化やディスカウントの進出など)

そういうのを乗り切っていって経営の継続をしていかなければならんのですよね!

リストラ、資産の切り売り、営業の強化など民間企業は継続の為

血の涙を流している所も多々あります。

だって倒産したら身ぐるみはがされますもん。
(もっとも最近では民事再生法があるけど・・)

だから私は最初から、赤字出しても給与は変わらない、身分は保証されている

責任の所在が(というよりも保障)がはっきりしない

社会情勢や制度の変化に即時対応しがたい公的経営は難しいと主張してました。

赤字でも年1000万そこらで、医師の確保も十分で施設の更新も十分行えるのなら

市立病院でもいいと思います。

スミマセンなんか話しそれましたね・・・・で、現状ですが

皆さんご承知の通り医師の数が不足して救急車の搬送の受け入れを

ストップしていた時期があります。

現在1年間で約700件の救急車の受け入れを行ってきましたが、

それが市外の病院に搬送と言う現状となってます。

新聞やニュースでは救急患者のたらい回しをよく目にします。

市外の病院で年間700件もの受け入れを常時してもらえるのか、

他市の病院がその体制ができているのか非常に不安になります。

市民が急病で1分1秒を争うときに、

受け入れている病院がすぐに見つけられるのか・・・・

医師の数は説明によると来月からは5名になるそうです。(20年4月1日時点では9名)

赤字もこのままいけば年間6億円との試算が出てるそうです。なにはともあれ

何とか医師を確保して早急に救急医療体制を再開するのが

喫緊の課題と思います。

前にも書きましたが

経営形態の検討に当たっては

「医療サービスの質」 「経営」

この2点だと思いますが、どちらを優先するかは、

当然「医療サービスの質」 と牟田は考えます。

現状を鑑み、以前よりも高い医療サービスの質が出来ればなお更です。

そういうことを受けての

民間・新武雄病院の発足!大いに期待してます。
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by maikokoti | 2010-02-01 22:10 | 地域(佐賀、武雄、若木)
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武雄市議会前議長 現在IT推進特別委員会委員長
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